技術資料 信号編8 接点出力

ホーム » 技術資料 » 接点出力

流量計の接点パルス出力とは

接点パルス a接点 (Normal Open)

流量計の積算パルスで  a接点パルスが出力されている場合

a接点(Normal Open)

リレー、マイクロスイッチなどの接点にて、入力が無い状態で接点が開いているスイッチ。
スイッチング作用は入力が無い場合に出力は OFF となり 端子間の抵抗は ∞ Ω(無限大)
スイッチング作用は入力が有る場合に出力はONとなり、端子間の抵抗は 0 Ω(ゼロ)

流量計の積算パルスが出力されることを例にすると、設定された積算値になると入力状態となり接点が ON となる。

端子間の抵抗は 0 Ωとなるので電流が流れる。

この場合のONとは電流が流れるので、電圧は0V  LOW となる。

入力がOFFの場合は端子間の抵抗が∞Ωであり、電流は流れないから、電圧は最大値となる。

DC5V電圧を印加した場合の作動


接点パルス b接点 (Normal Close)

量計の積算パルスで  b接点パルスが出力されている場合

b接点(Normal Close)

リレー、マイクロスイッチなどの接点にて、入力が無い状態で接点が閉じているスイッチ。

スイッチング作用は入力が無い場合に出力は ON となり 端子間の抵抗は 0 Ω(ゼロ)
スイッチング作用は入力が有る場合に出力は OFF となり、端子間の抵抗は ∞ Ω(無限大)

流量計の積算パルスが出力されることを例にすると、設定された積算値になると入力状態となり接点が OFF となる。

端子間の抵抗は ∞ Ωとなるので電流は流れない。

この場合の OFF とは電流が流れないので、電圧は最大値  High となる。

入力がOFFの場合は端子間の抵抗が0Ωであり、電流は流れるから、電圧は0Vとなる。


DC5V電圧を印加した場合の作動


接点パルス c接点

流量計の積算パルスで  c接点パルスが出力されている場合

c接点

リレー、マイクロスイッチなどの接点にて極が2つあり、a接点、b接点 が選べるスイッチ。

SPDT (Single Pole Double Throw) 単極双投 と呼ぶこともある。


以上は流量計の積算パルスを例にしましたが、同期パルス、瞬時比例パルス警報パルス、などでも同様です。